十条跨線橋

東北線旧荒川橋梁

十条跨線橋は、明治 28 (1895) 年に架設された東北線旧荒川橋梁の四連トラス橋(複線100feetポニーワーレントラス(Warren truss)構造橋、英国コックレーン社製)の一連を昭和 7 (1932) 年の下十条駅(現東十条駅)開設に併せ、南口取付道路の一部として東北線を跨ぐ跨線橋として転用、竣工した橋である。
通算約123年の永きに亘り、北区内外の交通の動脈を担い、また地域の産業振興や住民の安全な往来、電車乗降の利便等に貢献してきた。
北区の産業及び交通に関わる遺産であり、北区の歴史を物語る貴重な存在である。
本橋と同規模、同構造の東海道線旧六郷橋[多摩川、明治10 (1877) 年竣工、英国ハミルトン&ウインザーアイロン社製、2009年近代化産業遺産群・続33の540件の一つ]が「博物館明治村」(愛知県犬山市)に移設展示の上、列車運行に供されており、歴史的価値は同程度と言える。

「十条跨線橋の一部を歴史遺産として保存、展示する事の陳情書」(平成30年9月4日提出)より抜粋
■トラス部分
■斜材との接合部
■銘板 「COCHRANE&C・1895・ENGLAND」とある
■床版見上げ
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